新版 不安・恐怖症―パニック障害の克服 (健康ライブラリー)
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分類: | 本
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発送可能時期: | アクセスしてご確認下さい
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参考価格: | ¥ 1,365 (消費税込)
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パニック障害の患者さんは注意が必要? パニック障害の症例が多く掲載されていて、患者の心の持ちようが手に取るように分かります。パニック障害について詳しく知りたい方には最適の本だと思います。特に身近にパニック障害の患者さんがいる方にお勧めです。
ただ、パニック障害の患者さん本人が読む場合には注意が必要です。これを読むことにより、「こんなところでもパニック発作がでることがあるのか…」と思うことで、その場所に行くことへの不安感が出る可能性があるかも知れません。
「パニック障害の患者同士で電話をして、片方に発作が出ると、もう一方の人も発作が出やすい」という旨の記述もありますが、私も経験者の一人としてそのあたりはよく理解できます。
パニック障害を知るのに最適な本 貝谷久宣氏は日本におけるパニック障害治療の最高権威です。
本書は一般向けに書かれたパニック障害の解説書ですが、一般向けのなおざりもの
という類のでは全くなく、豊富な事例を挙げて、その病状のさまざまな姿を詳細に、かつ、
わかりやすく説明されています。本書で述べられているとおり、精神科医、心理士
、プライマリケア医、コメディカルスタッフにこの新しい病を理解するのに有用である
ことでしょう。
もちろん、本書は、患者さんを対象としており、患者さんの立場に立って書かれています。
実際、症状が起きたときの対処、または、症状のない普段の生活の工夫、薬について、
うつ病をはじめとする、さまざまな病状との関係、病前性格、発症後の性格の変化、
ストレスとの関連、予後、再発など、ほかにも多くの役立つ知識が網羅されています。
本書は、患者さんの苦しみを取り去ることを最大の目的としていると著者が述べている
とおり、患者自身が本書を読むことはこの病気に対処するのにきわめて有用に
違いありません。また、この病の持つ特殊さゆえに、周囲から理解が得られにくいことが
あるといいます。もし、患者の周囲の方々、家族や職場の方にも読んでいただけたら、
患者の苦しみを軽減につながることになるでしょうし、周囲の方の対応の困惑さから
解放されることになるでしょう。
本書はパニック障害の患者、その関係者にとって福音書といってもよいほどのもの
であることでしょう。
わかりやすい本 パニック障害については、身近にいなかったため、あまりよく知らなかったが、随分わかりやすい表現で書かれていた為、興味を持って読めた。
この本を手にした患者や家族は、ほっとするのではないかと思う。著者の貝谷先生はパニック障害についての権威であり、この本により、より理解を深めて家庭・職場におけるパニック障害への対応を考え直すいい機会になりそうだ。
最新の症例があってよい 前作から9年が経過し、治療法等(特に薬物治療)変化があったことから、症例・および治療法も新しいものに書き換えられている。 読みやすく書かれているので最初に読むには良いのでは?
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